若い頃・・・お客さんで・・・可愛がってもらっていた、社長から・・・色々教わった。
尊敬しているし、その当時の私には、解らない価値観等々を学ぶ事も出来・・・今の私に繋がっている。
江戸時代以前から続く・・由緒ある家柄・・・代々、地域の要職を務められていた家系に成る・・・昔なら、豪商と言われていたと思うが・・・
その社長の娘と見合い迄、されそうになった記憶が有る。
勿論、若いが妻帯者だったし、子も居たので断ったが・・・・
何を教わったかは、趣旨・目的・・・之を環椎する為には、手段を択ばない世界に向かっている。
しかし、人間は本来、この部分を求めていないと言う事だった。
当然、私には理解できなかった・・・・人は目に付きやすい、又目立つ、格好良さ等々が正しいと思っているし・・・この部分を使って、先に書いた、目的の追求をしている。
しかし、人は機械で無い・・・その為に、主目的意外な部分も求めている・・・その部分が、表面化しない・・・理由は、我儘・自分勝手と思われるからに成る。
結果、目的は、機械的に成る・・・要は、人と機械を入れ替えるこの方向に、今後は進む・・・結果として目的は、達成しても、微々たる問題と思われていた部分が、表面化しだす・・・その時点では、人はその対処が出来ない、価値観に成っている為に・・・危険だと言う事に成る。
その社長も、我々の価値観では、今後、生き残る事が難しいと思うと言って居られたし・・・現実には、社長の死後、商売は畳まれた。
商売と言っても、人と人との関係性、縁・恩等々が、本来影響している。
しかし、この部分を見ない、世界に成れば、自社の従業員さえ、その方向に向かう・・・
社員を機械として捉える方向に成るし、求める能力が無ければ、当然、要らないと成る世界に成る。
その社長が言って居られたのは、会社も社会も、含め、家族と言う認識だと言われていた。
現代は、自分以外、敵・・・生きる為にはその敵から何を奪うかに向かっている。
要は、目的が奪う為が趣旨に成っていると言う事に成る。
その当時、事務処理をＰＣで処理する。之が流行り出した時期である。
納品書発行・・請求書発行等々を、間違いなく・短時間で処理が出来る・・・その為に、今まで雇用していた、事務員が数人減る・・・数十万の節約に成ると言う、謳い文句で私は、営業を行っていた。
社長から、質問された・・・・事務員の仕事、社長が求めている目的は？？？？
当然、伝票等の処理・発行が、目的と答えながら・・・自分なりに疑問が出だした。
そのコンピーターを扱う、人が居る・・・当然、人間に成るので・・・先ずは、勉強が必要だし、慣れてもらうために、数ヶ月は必要に成る。
この間・・・今までの仕事にプラスして、この勉強の時間が必要に成る・・・
又、一番の問題は・・経理が出来る人でも、直ぐに明日から扱う事が出来ない部分・・・結果、人は病気も怪我もするし、仕事が出来ない事は多々ある。
この部分を考えれば、予備の人員も居る事に成る
結果、削減と言っても、私が思っている様な金額に成らない事・・・・
仮に、若し、全てが自動化しても・・・電話の応対・・・来客の応対・お茶出し・・・又は、社長のタバコの買い出し等々・・・事務員として、本業で無い部分も多々行って貰っているが・・・その部分も機械が本当に出来るのか？？？？
当然、売る立場の私でも、パソコンは万能で無いと言う事に成る。
社長が言われていた部分は、人は本来万能である・・・機械はその一部の部分に特化した物である・・・・文句も言わない、当然、特化しているので、それ以外を求めていない。
人は、不得意な部分も当然あるが・・・基本、得意な部分・・・個性が有る・・・
この個性の有効性を感じるから、人と付き合っているし、縁を保っている。
当然、その部分に、損得勘定が働く・・・利が１０で損が２０と成れば・・縁を切る方向が現代の教育に成るが・・・本当にこの方向性が、よいリーダー・経営者を創るのか？？？？と社長は疑問が有ると、言われていた。
色んな、人の価値観・哲学に成る部分を、聞く事が出来た事が、私の生きた財産に成っている。
勿論、形として無い・・・しかし、頭の中に、厳然と有るし、それに感謝して居ると言う事は、よい人生だったと言う事にも繋がる・・・