2013年11月15日金曜日

リア・・・トーを考える・・・・・

今回、車の特性に非常に関係する、リアのトウ/トーを考えたいと思います。
ドリフトの世界で私は速度に拘っていた頃・・・リアートーを5度近く迄、使用した事が有る・・・・しかし、ドリフトは速度で無いとの言葉でリア・トーを少なくする方向になった。今は禁断の果実等の発言でOUT側にセットしています。
しかし、基本は0度と考えています。

先ず、何故リアにトーがIN側に入っているか・・・・色々考えは有ると思いますが、私の結論は、滑っている状態のタイヤでも直進性を強くしたい為にトーがIN側に入っていると考えています。
ツーリング等は、ラップタイムが大事・・・その為にアンダーの強い車の方が安定してラップを刻める・・・・勿論ツーリングタイヤのハイブリップタイヤでも滑っています。滑りながら、車のセンター方向にタイヤが押して、車を安定させる・直進性を上げる方法だと私は理解しています。

しかし、トーは走行抵抗になる。ストレートの最高速度にも関係する、しかし直進性とのバランスで、ツーリングの世界ではIN側に3度入っているシャーシが多いと思います。

ドリフトシャーシも基本、ツーリングのシャーシの流用が多い、その為に自ずと3度入っている車が多い・・・・・

しかし、ドリフトの世界とツーリングの世界では、走行スタイルで違う部分が多々ある・・・・・
ツーリングは、モーターやタイヤが指定されている、少しでも早く走りたいとアクセルを如何しても多めに握ってしまうし、その速度域も速い、タイヤが滑っていても強引に走らせる為にはトーは大事な部分・・・・
しかし、ドリフトの世界、タイヤはトラクション能力が非常に低い・・・・その上、タイヤを滑らせて走るジャンル・・・・殆どにドリフトユーザーは解っていると思いますが、滑らせし過ぎると、失速して加速に悪影響を及ぼす・・・・・しかし何故滑らせし過ぎるかが、問題を気付く。

滑っている状態でも車が直進しようとする力が強と、リアを横に出す事が難しくなる。益々、回す方向になるし、失速を大きくして行く・・・又最悪、フロントを止めてリアを出す操作の内切りの操作をする事になる。この両方の操作は車を止める・遅くする方向に成っている。
仮に、追走中、前でのこの様な操作をされると、後追いは変化が解り難い為に車間を空けての追走になるし、操作者の気持ちは解るが車がその通り動いていない為に事故等に繋がる可能性が高くなる・・・加速させたい・リアを出したい気持ちはよく理解し出来るが・・・・・・・車が・・・・と成る・・・・しかしその様な人に多いのがスピードに拘っている人、車間が開く為に、速いと勘違いをされている人も多い・・・・

私の考えですが、リア・トーが有るぶん回しても安定している部分が広くなる。しかし、リアを出したい時には大袈裟な操作をする事に成り、ドリフト中のアクセル操作で少しでもリアのトラクションを回復すると、一気にIN側の壁に直進して突っ込む形に成る。結果、ドリフト中はトラクションを抜いた飛ばし技での飛距離になり、益々、初速をつける為に真っ直ぐの食いを高める悪循環になる。
この走り方の場合、モーターパワー・回転が非常に必要と成る・・・・

握って滑っていても真っ直ぐ走る、その時の加速を良くする為に、益々食いに拘る、この事がドリフトに入る前の初速になり、その後の飛距離に繋がると考える、間違いでは無いが・・・・・

よく考えると、確りトラクションを路面に伝えて加速する方法もある。しかし、リア・トーがこの操作をすると邪魔に成る。リアが出ない、その為に、失速していると解っていても回す方向に成る。

一度、試すと解ると思います。リア・トーを0.5度でも少なくすると、アクセルポイントが一気に下がります。又、仮に回す過ぎても失速が強くなるだけで、おつり等は少なくなる方向に成ります。

カウンターを意識している人等は向くと思いますし、アクセルで押し転がしが少し解ると思います。

費用的には、安く済む部分です。特にドリパケ等は、リアハブを左右、逆につけるだけで、一気にIN1度に成ります。2度の差は少し成れないと大変かも知れませんが、試す価値は有ると思います。

SAKURA D3 CS 2駆・・・・今現在の仕様・・・・

 SAKURA 2駆・・・・・今現状のセットを残しておこうと考え・・・速度域が遅い為、殆どが、アバウトなセット・・・・久しぶりに正確な状態に調整して、今後の為にデータ-を残したいと考えています。
今現状での装備重量・・・・1261g
タイヤはヨコモのゼロワンR2・・・重い
このボディを搭載しての車高は前後6.5mm

メカ
モーター とりおん SR120ショーティー21.5T・・・12mmローター メカ進角、ギリギリまで落としている。KV2400
アンプ HOBBYWING JUSTOCK45A
0進角・・・全ての項目でパワーに繋がる部分を最低・・・・
バッテリー イーグルLiFe6.6V2200軽量化の為と、パワーを落とす為・・・
容量的には2時間以上、走行が可能・・・・
サーボー SAVOX SC-1251MG・・今のサーボー高性能で速い、速度域に合わせて、プロポでスピードを25%前後で使用している。
受信機・プロポ・・・・KOのユーラス・・・レスポンスはノーマルモード・・・この部分も速度との兼ね合い・・・

シャーシ・・・・今回、正確に左右を合わせた、先ずキャンバー之もリアは簡単だがフロントは確りセンターで計らないと左右で違う為、タイヤが確りセンターを向いている状態でネガ1.5度・・・・
リアはネガに0.5度・・・・

トー・・・・・リアは2駆のフラフラ感をUPしたい為にOUT 0.5度  
フロントの計測が難しく、アッカーマン等の兼ね合いがある為、、又走行抵抗でフロントは開こうとする、その為に開いた状態で計測、0度・・・・・・
私は、フロントは特にステアリング・タイロッドのガタが有るほうが操作が楽・・・オートステアで路面からの入力で抵抗無く転がる、その為には正確なステアリング操作が必要になるが、遊びが有ると、勝手にタイヤが転がりやすい方向に向く為、ガタは可也有る・・・・又サーボーセイバーもスプリングを抜いてタイヤの転がりを阻害しないようにしている。
この部分は、技量で変わると思います、私みたいに正確な操作が出来ない為、シャーシ側に頼っている

大事なスキット角・・・・・フロントは標準・・・・リアはRFのサスマウント下に1mmシムを使い、リア下がり・・・・

フロントキャスター8度・・・・

シャーシの基本セットはこの状態・・・・・ダンパーやアッパーアームの取り付け方等は、走り方や好み、気分等で違う為、今回は省く・・・・

私の感覚だと、この状態でも、パワーが凄い・・・・ドリフトタイヤのトラクション能力で考えると、ハイパワーのバイクの様な、動き、操作感がする・・・実車の自動車で400馬力以上の車の操作をした事が無い為に車では、解らない・・・・バイクだと凄いパワーのバイクの経験が有るが、その当時のプアなタイヤで、フラットダートを走っている以上にパワー感が有る・・・・・
勿論、私の感覚の為、ドリフトの世界では低パワーで走行していると言われているが、その低パワーを私は大パワーと感じるし、怖いと感じている・・・・

この状態で、シャーシは略、触る事は無いと考えます。後は環境でどう変化するか・・・
パワー源は、未だ今後変更を考えています。全開に握れても確りトラクションを与えられる様なパワーを模索しています。

人の本能・・・スピード・・・

昨日UPした、動画・・・・地味な練習の動画以上に興味が有る人が多いようだ・・・・・

スピード・・・魅力で有る 否定はしない・・・・人間の本能的に持っている部分で早いは遅いより良いと感じる・・・・

今までのブログでもヒントになる事は沢山掲載してきている。私の知り得る情報は、小出しに掲載している。

しかし、ホトホト、疲れたし・・・懲りない人が多いことに驚いている。

ドリフトのジャンル・・・・目立つ・・・格好よいと言われたい・・・等の気持ちが多い人が多い事は解るが・・・・・・・結果、人の目を気にし過ぎている・・・・

私が考える、男気の有る、勇気の有る若者に縁する事が非常に減った・・・・・変な意味の協調性・同調性を気にし過ぎている。

プライドは有るが、そのプライドを傷付けられない様に、自分自身の拘りでない、人の拘りの真似で・・・・結局、最後には他人に負の部分を押し付ける、発想・・・・・

真似ても自分の責任と考えている人が少ない・・・・

目立ちたいし、個性を出したいが、その環境の中で調和できるギリギリの部分で終わる・・・排除
される事を恐れる余り・・・・・

仕方ない部分かもしれない、確りした理念・理想も持っている前途が楽しみの若者達が、このジャンルから去っていった。

日本の社会の縮図かもしれない・・・・

新しいジャンルの2駆の世界も、又この様な環境になる事を危惧している。
何が正しいかは、解らないが・・・・ドリフトはタイヤと路面のグリップを自由にコントロールする部分は一緒だと考えています。