最近、先輩方と話をすると、丁稚奉公・・・雑巾がけ・・等々をしていない人や、以前書いたが有る先輩が、墓守の意識が無い者と、話しても、意味が無いし・・価値観が大きく違うので、知恵を与えても感謝とも思わないと言われていた。
要は、恩を感じない・感じ取れない人が増えているし・・・その事は、感謝の思いが出難い人々が増えている、自分さえ良ければ、又強くなれば、それだけが目的に人が増えているという事に成る。
若い内に、この丁稚奉公や、雑巾かけを一所懸命に行っていれば、解る部分、特に恩を感じやすくなる・・・・恩を感じれば、感謝の念も必然的に出て来る。
人の営みで・・・誰かが下働き・・・雑巾かけや、丁稚奉公の様に報酬も無く、黙々と事を進める、この様な人が必要だが・・・之も経験が無い、またはしたくない・・損と思い、しない人が増えている。
結果、人を動かす、全てがお金だし、手を借りる之もお金に成り出す・・・
物質世界で・・・全てがお金・・・・この部分を多く持っている事が幸せで、之を目指す生き方が正しい、その為に、損する・無報酬の行動は、絶対にしない・・・この様な方向に進めば・・・
何か大きな問題が出た時、誰も手を貸さないし・・・損失が覆い過ぎて対処できない事に成る。
私の住む・近場の地域で大洪水が幾つか発生した。
若し、縄文・弥生時代なら・・・家が流されても直ぐに修復出来たし、勿論、人の手で済むし、血族や親族を頼れば、如何にでも成ったと思う・・・・
現代では・・・災害復旧と言う名目で・・・・壊れた山を、安全は山に戻す為に、多大な費用を掛けて、復旧が始まる・・・その山の麓に、一軒の家が被害を蒙っていても・・・先ずは、山の復旧に、工事車両が入れる道が出来、重機を搬入・・・・何年もかけて数億円の国費で、山の復旧がされる。
自然のままに崩落させて居ても、問題は少ないと思えるが・・・何故か、一軒の家の為と言うより、国土保全と言う目的で、復旧作業・・・
この様な地域の一軒の家、基本、高齢の人が住んであり・・・家の修復を断念され、子供が住む、町に引越し、この様な事も、多々見てきた・・・・
山自体は、みかん山・・・しかし後継者が居なく、放置状態・・・之が災害を大きくしているが、みかん山を国が保全する方向に成っている。
私の独断の考えだと・・・無駄に見える・・・・其れより、数千万、一軒の家に渡して、引越しをお願いした方が安いと私は考えるが・・・・・
多大な復興予算が付くが、殆どが国土保全と言う目的に使われる。
個人の保障としても、元の場所に、家を建てる等々が条件だし・・・若し移転を要請されれば、元の土地を買い取って貰ってと言う、前提が必要に成るが・・・
今度は、地権者の問題で、揉めるか・・・売る事が出来ない、家を建てる事が出来ないと成るのは目に見えている。
戦前は、家督制度・・・その為に、跡取りの後継者が全ての財産を預かり、後世の人に渡し続ける、之が基本として有ったが・・・戦後、西欧の価値観を押し付けられ・・・結果として、全ての子供に分配する方向に変った為に・・・一つの土地に対して、沢山の地権者が発生する方向に成っている。
特に最近は、離婚・再婚も増えている・・・・その事は、一度も合った事が無い人も、地権者に成る可能性が有る。
揉めるのは当然と言う流れである。この状況で誰が得するか、結果は国になる。
自分の家が壊れた、調べたら、地権者が沢山居た等々、最近では当たり前に成って来ている。
本来、災害を蒙った人が一番、大変だし、悩みも増える状態で、先に進もうとすると、益々、頭を悩ませる問題が出て来ると言うことも有ると言う事・・・
結局は、被害が同じ家を流されたでも、違うという事だし・・・権利を主張する人が多く成っている為に、色んなパターンが有ると言う事・・・
之が、時代と友に複雑化している。
昔なら、親族の目の前に家を建てて、そこで住めと簡単になったが・・・この簡単さが無く成っている、結局は、悩みを増大させる、方向が文明の発展と言っているなら、本末転倒だと私は考えている。
しかい、雑巾がけ等々の、人の下僕として、働いた経験が無い人が増えている為に、権利の主張も基本、自分だけの価値観での判断に成るのは当然・・・
相手が死のうが生きようが関係ない、要は、自分が得すれば、其れが正しい生き方と、思っている事に成るし、この命・心の次元が、何かは、簡単、地獄の心の持ち主と言う事になる。
人が前に進もうと努力する、其れを応援でなく、足を引張る、この様な人が増え続けている事に成る。
文明が発展する事は、この様な方向を言っているのか???私は解らない・・・
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