私は長年、修理人として、食べてきた。
その間、色んなリコールも行ってきた。製造責任が問われる。不思議なのは、20年以上前に販売していた扇風機が、加熱し、発火する恐れが有ると、リコールに成った時・・・製造責任が有るので、修理が出来なければ、発火させないように買い取り、処分をすると言う流れに成る。
私はユーザー責任と思うが???・・・少しは技術・現実を知っている私だから思うことで、素人なら、永久に使われると思う人が居ても不思議で無いし、保守メンテ等の意識が無い事を、ユーザーに求めても意味が無いから、製造責任と、製造メーカーが責任を負う方向に、30年前以上から始まった。
結果・日本国内のメーカーが国内生産を諦め・・・海外に製造場所を変化・・最終的に製造メーカーの部分も、タコに移すと言う流れに成った。
バイク等のパーツ、当然、国内サプライメーカーで有名な処から、価格は高いが、信用と思い、購入するが・・・着いた商品にはメイドイン・・チャイナと書いてある。問題が発生し、メーカーに連絡を入れると、所詮、中華製と言われる・・・この言葉が耳に入ると、何も言えなくなる。
要は、メーカーのカタログにも製造国も確りと記載されている。それを確認して買ったら、どの程度の商品かは理解しているはずと言うスタンスに成る。
当然、私が行っている、修理も、この様な電話対応をされている場合も有るようだ・・・
日本メーカーと思っていた、騙されたとは成らないように、製造国も確りと記載されている。
要は、ユーザーは、性能に、品質を最初には意識しない・・・カタログスペック耳障りが良い部分しか興味が無いし、一番は価格と成る。
この流れなら、耐久性・後々のサービス等を、大事だと考えていても販売には繋がらないと言うことに成る。
結果、人件費が安い、勿論、教育レベルが有る基準を超えている国での製造が、ユーザーの好みに合うと言うことに成る。
後は、壊れた場合・・・この部分が有るから、私は仕入れが出来る立場だが・・・家電量販店から、買う理由は、保証制度に成る。
勿論、何時も壊れる機械なら、保証が有っても、使いたくない・・しかし、一年に一度くらいの修理なら、無料なら容認できる。
しかし、現状の価格より、安くて、見かけの性能が高い商品が出れば、購入意欲が沸く・・・この流れも、永遠には続かないと思う。
理由は、人件費が安い国は、産業が発達していない国・・・この安い国に製造国が移り続けるのも限界が来る・・・・
結果、人の能力より、人件費が低いという国、要はサービス精神が高い国に製造が移行し出すと私は考えている。
先進国と言われる我が国、私は修理人として、現場に伺うが、私の人件費として、メーカー等が言っている単価を取れるわけが無い・・・部品を変えたなら、部品代は、当然、定価で無い・・部品代だけで修理をしてくれと言うユーザーが殆ど・・・・要は、先進国と言われる我が国さえ、一般人は、人件費はその人の価値観で最低と思われる価格を求めている。
先に書いている要に価格が全てと言う事になる。
この価値観が変化しなければ・・・と思っているが・・・
最近の円安方向で、私の周りの製造メーカーの社長さんは、日本製も今後は良くなる可能性が有ると言われていた。
要は、30型のテレビ、同じ、一万円なら、メードイン、ジャパンが選ばれる可能性が高まると・・・
要は、金を得る、買って貰わなければ、お金が入らない、要ったお金を分けて、個人の手元に来るのが給与・・・
その最初の、買って貰える機械が先ずは必要と言うことになるが、その時代に近づいてきたと言うこと・・・
この部分を享受しないで、輸入物価が上がったからと、給与のUPを求めたら、円安の意味が無くなる。
日本国の技術力がUP出来たのは、沢山の困難に対して、世間は馬鹿に観ていたが、コツコツと続けた結果が、技術立国と言われる国を創った。
日が当たらない、窓際族状態でも耐え忍んで、徹して成し遂げると言う、対価は当然認められるまで、給与泥棒等罵られながら、頑張った人達が居ると言うこと・・・又、その様な人にエールを送る人も居たためだと思う。
しかし、グローバル化という耳障りの良い、綺麗事がまかり通る時代に成り、この様な耐え忍んで、思いを成し遂げることを、𠮷と捉える価値観が、無くなり続けている。
今後は、日本国も世界と同じ要に、その時々に一喜一憂し・・・その他と同じ要に、破綻方向に向かうと考えている。
今後が大事・・・
勿論、民主主義、民衆の意識が大事だと言うこと・・・民衆の意向を聞くのが政治家になっている。リーダーになっている。耳に入る言葉なのか、その言葉の後ろに有る、見えない現実なのか???・・・此を感じ取れるリーダーも現代は不在に向かっている。
全ては目先だけ・・・
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