父が帰って来た。

一キロ位、離れている、父の後輩の家に、散歩と言っているが・・・伺っていた様だ・・・

父が商売をしていた時に、雇っていた人・・・父の性格は良く知って居られるので、一安心だが・・・

そこだけに行ったかは、解らない・・・

帰ってきたら、戦死した叔父の、国からのお金を頂ける、証券を・・・私に見せて、色々話しだす・・・

伯父お金・・・父が使おうと言う考えて、言っている事は良く解るが・・・現実に、その証券は・・今では無効なのでと、妹も嫁も何度も言っているが・・・

其れを見せて、幾ら入る等々を、勝手に話している。

騙そうとしう人が、聞いていたら、大変な事に成る・・・其れを父は解らないし、その様な人は、上げ膳・据え膳の赤絨毯の上を歩かせようとするので、その振る舞いが、父には、良いと感じているから、問題が複雑に成るし・・・

簡単に書けば、貴方が言っている様にして上げるから、この程度が必要となれば、当然、父は支払う・・・そもそも、個人の欲で、振る舞っている為に・・・若し、騙され、取られても、家族には何も言えない、知らないととぼける事しか出来なくなる。

又、何故必要かと言う部分も格好を付けている為に・・・・益々、ばれる事を恐れるのが、父の方に成る。


嘘は言わないが、言葉の端先に、格好を保つ為に、色んな後付けをする。この何気ない格好を保つ為の言葉が、結果的に独り歩きをしだして、本人はそのつもりでなかっても・・・本心と違う方向に進むし、その時点で、否定も出来ない為に、ズルズルと引きづり込まれ、結局は、利口者に利用されるだけに成る。

悪知恵が働く、利口者は・・・この様な人の、見栄等々を上手に利用する。

骨の髄まで吸い取られる・・・之を、父は、私より長く生きていて、何故、解らないのかと私は考えている。

現に、私達が看取った、老婆も、夫の自己の保険金が多々、入って・・・回りのこの様なタイプの人が多々、出入りするように成る。

結果、二十数年で、家族崩壊、息子を、後ろから刺す、此処まで、落ちられた・・・・

何処かに欲と見栄が有り、其れを上手に利用した、者が多々居るし、私も多々の人を知っているが・・・全てに証拠が無い・・・・借用書を作り、書かせても、其れ以上の金利をやるから等々で結果的に、借用書を破って有る。

金が、無いから、騙している人達・・・・取り立てる事が難しい為に、借用書で、少づつ返す、書面を作れば、数千円とは有り得ないと、老婆に行って、数万返すから、その借用書を破ってくれと言われると、欲が深く・・・結果的に、破り捨てられる。

結局は、一文無し・・・息子も障害が有るし、勿論、その息子を、老婆が亡くなった後も看て行く等々言われている様だが・・・・お金が無くなった瞬間に、一気に回りに居た人が居なく成って居られる。

其れから十数年、施設にお世話に成りながら、看て来たが・・・・最後は、夫の軍人恩給を貯めて、迷惑を掛けた、私達に、渡すと言われていたが、そのお金も、結局は、たった一回の親族面会で、通帳を渡され・・・・その後、施設側が、探して、通帳を持っている、親族から、返してもらわれたが・・・残金、ゼロ・・・・・・之を、老婆に、聞いても、何を言われない為に、犯罪には成っていない。

私が考えるに・・・障害が有る、息子、最後の最後は・・・親族に成ると思われたと思う・・・
私達、夫婦も、歳を取るし、同じ年代の息子・・・私達が先に死ぬ可能性もある。

その為に、親族に渡されたと思うが・・・その親族も、今は夜逃げで、誰も居ないらしい・・・

怖い時代に成っていると私が書くのも、私の経験で、何を信じて良いが解らない・・・

自分を信じる・・・之が基本だが、その自分が見栄や欲が固めていれば、自分自身も信じられなくなる。

結果、物に執着する方向に向かうし・・・物も金に向かう・・・・

その金が、結果として、人を不幸にしている。

老婆の金を、騙し取った人達も、夜逃げや、離婚・一家の崩壊・等々が有っている。

お金本位主義に染まった人達の、殆どが、破滅の方向に成っている。
勿論、極稀に、其れが元で、大金持ちに成られている人も居るかもしれないが・・・・長い時間軸で見れば、崩壊に向かうのを予想が出来る。

私の親族にも、大金持ち居たが・・・結果は、○○家は無くなってしまって、別の○○家に成っている。

何を、後世に残すか、私は、文化と考えている。文化には価値観も含まれる。

その為には、語り続けないと・・・・