荷に耐える・・健康な体・・・

 私が子供頃・・・米一俵と言う言葉、単位が良く使われていた。

お祝い金等々も、米の一俵の価格を基準に決めていた・・・お金の値打ちが変わる時代・・コメの値段が物価に対しての基準みたいに思われていた時代に成る。

例として、結婚のお祝い金、友達なら、米一俵と言う事に成り、その当時の値段がお祝い金と言う事に成る。

この様な部分も、今はお金が基本に成っている。

又、子供時代に、米一俵持てる様に成れば、一人前として認める等々とも言われていた。

６０キロの重さを持てる・・・考え様では、人、一人を持てる状態に成るのを、一人前と言っていた。

私は、荷に耐えれる・・・その荷は人間と捉える・・・・一人前とは、己以外に最低、一人を背負える事を、一人前と考えている。

物理的に、当然、体力も居る・・・健康な体が居ると言う事・・・しかし、現代と比べ品疎で、米と漬物に味噌汁・・程度が食事・・・栄養と言っても炭水化物が多く、現代の考えだと、力が出ない食事と思われているし、又、その様に考えたので、西欧的、食事に向った時代が私の子供の時代とも言える。

牛肉やチョコレートを食べると、栄養が高いのが原因なのか？？？？鼻血が出ると言われていたし、その通りに成る事も多々有った。

しかし、不思議と思うのが、その様な粗食が当然だった、私達年代より、年上の人達の、体の強さは尋常とは思えない人達も多い・・・

魚と言えば、フナ・川魚をイメージしてしまう年齢だと思う。勿論、漁村は別と思うが・・・現代では、魚と問うと、鯛・マグロ等々の、昔では高級魚と言われる物を普通の物と捉えている。

結果、幸せに成って、体も健康で、体力も有るのか？？？？・・・私は疑問が有る。

昔の子育て中の母は、前後に子を背負い・・・要は二人と言う事・・・幼子の手を取って、何をしていたか・・・畑仕事等していた・・・生きる為には当然の事と誰しも思っていた時代に成る。

勿論、大人の男は、先に書いた、米一俵位は軽々、肩に担いで走り回る・・・之が又、普通だった。

凄い体力・・・しかし、食生活は、粗食である。

私が育った以前は、休みも盆正月くらい・・・起きている間は、生きる為の糧を稼ぐ・・之が、生きる為の手段だったが、それが不幸だったか？？？？・・・私は不幸だったとは思わないし、逆に、幸せな環境だと思える。

己の動ける間は、生産・今後の為の、糧を得る事だけをしてある。無駄な時間が無い・・・要は、生きる糧を得る行動をされ続けている。

今は、消費する時間が多いのが、幸せと成っている感じがする。

又、荷に対して背負う事を、不幸と捉えている為に、背負えるような風貌より、背負えない風貌が、憧れに向かっている。

要は、糧を得る為に、体を使い、汗を流す、この振舞いを不幸と捉えている方向に成る。

昔は、建物で言えば、基礎を整え、地盤が強い、その上に、あばら家が有る生活と成る。

今は、砂上の上の楼閣が、良いと思われているし、それを求める人が増えていると言う事にも成るし、それが幸せだと、幸福だと思っている人も増えている事に成る。

劇場の、主役を現実と思う事にも繋がる。

現実は、人が評価しない、又見えない・・要は人様に表現できない部分を確りと整える事が、現実で振舞うと言う事に成る・・・・

しかし、劇場のドラマみたいに、奇麗ごとだけで、若し、幸せが手に入るなら、世の中とは簡単な世界に成る。

又、ドラマも、要は、有るものを誰が手に入れるかの競い合いに向かう・・・理由は、解りやすいからに成る。

逆に、職人が見えない、地味な努力等々を、ドラマにしても、誰も興味を示さない・・・要は、この様な部分も、耳障りが良い、見触りが良い、物を好む傾向が有ると言う事に成る。

昨年、銃弾に倒れられた・・・中村医師・・・師の姿だけが表面化する。

私は、彼の支えに成ったた、人達に敬意を示したいと考えている。彼は己の思い、悪く言えば、己の我儘を通された人に成る・・・恵まれていると思うし、幸せだったと思う。勿論、その我儘も、人の為と言う、尊さが有るので、敬意は感じるが・・・それ以上に、それを支え協力された人々に、敬意を感じる。

若し、ドラマ化を考えれば、主役で光を当てる人は、中村医師に成ると思う。その方を一般の人々は求めているからに成る。

しかし、彼の家族・お金等を送り続けた人達を、主にしたドラマを作っても、興味を引く人が少ないのが、現代と言う事にも成る。

人に尽したい、勿論、己の事はないがしろにしても、人の為と思っても、別に守るもの、家族等が有れば・・・出来難くなる・・・

幾つか前の、ブログに書いているが、家族が居るから、思いが成し獲ないと気付いた家族が・・・・自殺と書いているが・・・思いを解けゲルにも多くの人の関りが有るし、当然、その中には各々の苦悩が有る。

思いが成し遂げる事が出来る事は、幸せと思うが、それ以上に、それに係わる人達の、労苦の事も考える必要が有ると私は考えている。

要は、この様な影の部分を、言える人が、何人、己の周りに居るかで、人生の重みも変わりだすと言う事・・・

要は、個人的、捉え方、感想・思いを聴ける、立場になる事が大事と言う事・・・現代は、全体的、総論が、正しいと成っているが、先に書いている、興味が有る、耳障りの良い部分しか、求めて居ないので、その方向性の総論と言う事に成り、結果的に現実も一部しか見えない、目しか育てられないと言う事にも成る。

要は、盲目に向かっていると言う事に成る・・・しかし、周りも同じ見え方なので、己が盲目とは気付いていない、遇人化に向っている事に成る。

何が幸せかと、外に求め過ぎている。

昔は、与えられた環境の中で、幸せ創り出す為に、汗を流していた。多く作業が出来る事が近づく事だと、己の体が、基本に有った・・・男は、家族を養う事を使命と捉え、その為に汗を流す・・・女は家庭を守る為に汗を流す・・・全て家に帰着する・・その為の稼ぎだし、その為の、お金と言う事に成る。

要は、使命・・・勿論、分も有る、家族の幸せ以前に、生き殺らせる之が使命の人も居ると思う。

各々、大儀も違う・・・分が有れば、大きな大儀に邁進できる人も居る・・・しかし、大きい為に、多くの人が介在している事も解る必要がいる。

しかし、最近は、各自の思い・・物事に対しての感じ方・捉え方を、簡単に言えない方向に成っている。総論と言う方向で、己の思いとして言う人が増えている。

結果として、見え難い部分が益々、表に出難い状態に成っている。

注意が必要なのが、マスコミ等も、何を情報として提供するか？？？選べると言う事・・・

本来、市民・国民の思いと成れば、色んな思いが有っても良い・・・しかし、一方向に向けた報道等が出来ると言う事・・・

マスコミも生きる為に、お金が必要・・・誰がお金を出しているか？？？？・・・・一般の国民、力が有る権力側・・・等々も、想像する必要が有ると言う事・・・

勿論、ネット社会・・・色んな情報が溢れている・・・しかし、何が目的で、流しているのか？？？・・・之も大事に成る。

私は、己の思いを残す、日記としての捉え方をしている。