2018年9月11日火曜日

将来・・・・

内職の納品を済ませて・・・・初めて、四男の二人で、外食をした。

色々話して、母の遺言と「金は生き金として使え」之を、教えていた。

帰りに、三男が頼んでいた・・・冷凍のカレーを、先輩の肉屋で帰って帰ってきたら・・・・

内職の依頼主の会社から、材料の納品に来られていた。

降ろし終わって、今後の家具等々の話に成った。

私は、鉄工所の旋盤職人・・・その後、先輩の刃物製造業を手伝い・・・今の本業に成った。

製造行から、サービス業に変わった事に成る。

その為に、製造の事も少しは解る。

昔の様に、大量な物は、現代では少しでも安く成る、地域に仕事を奪われる。

大量商品だから、若し、問題が有れば、送り返してもらい、新たな物を送った方が安いと言う時代。
結果的に、修理等をする、この考えが無い商品と言う事に成る。

しかし、日本国は物作りで、成り立って来た国・・・・この部分を、全て外国に取られたら、国の生きて行く道が無くなる。

大量、低価格で無い方向性が、生き残る事に成るが・・・・少量・高価格・又、サービス対応も必用に成る。、問題が有れば、勿論交換で無く、修理に成る。

之が出来る為には、職人が居るが・・・・この職人が居ない、之が、現実の様だ・・・

高額商品を任せる・・・・職人は、今は居ても、其れを育てる為には、如何しても作業をさせなければ、成長はしない・・・しかし、高額過ぎるから、之が出来ないと言う、ジレンマも有る。

家具関係で、昔と今とは、加工の仕方も変わっている。

特に、機械に使う、刃物が変わっている・・・・・私の友に、丸鋸の越し入れが出来るが、彼より若い年代で、出来る人は居ない・・・・勿論、大きな丸鋸で、丸太を切る等々現代は無いが・・・・

以前は、大手のアイスクリームメーカーが、氷を切る為に、大きな丸鋸を使っていたが・・・その様な機械も今は無い可能性が有る。

食品に金属の粉や、異物が入る事を恐れる世界なので、今は使っていないと思う・・・・

結局は、製造機械が、良くなり、誰でも使える。又、刃物等も規制品で何処でも有る、この様な機械で、作れるように成っている為に・・・人の感等々の熟練が要らない世界に成っている。

鋸の越し入れと書いたが、腰が入っていないと、普通の鋸も切れない・・・

勿論、厚みが有る、西欧の鋸なら、腰入れ等々も気にする事は無いが・・・日本の場合、限界に近い暑さの鋸を使う・・・結果、腰が入って居なければ、簡単に書けば、ピーンと断たない、フラフラする、結果、切れないと成る。

腰入れとは、鉄を叩いて伸ばす部分と、切れ目を入れる様にして、鉄を縮める部分とで、パーンと鉄を張らせる、技術に成る。

昔は、車の板金等々でも行っていた技術・・・・この腰入れの技量で、真っ直ぐ切れたり、斜めに切れたり、色んな現象が出る。

日本の場合、この様な、職人の勘・経験値に頼る、仕事が多々有った。、造船関係では、ガスバーナーと水で、図面通りに、真っ直ぐな厚い鉄板を曲げる、Rを付ける等々が、有った。

この様な職人が、今は、減りつつある・・・・

今の私の内職・・・7mmの幅の、中に6mmドリルを幅の壁に当てないで、10個程の穴を空ける作業に成るが・・・片肉、0.5mmのクリアランスの手作業に成るし、パンパンしていかないと、大赤字に成る。
以前も書いているが、量が有れば、自動化が出来るが、その量で無い・・・結果、手作業で、其れに近い、加工単価でする事に成る。

図面をフリーハンドで書くか???製図台を使うか????・・・又は、パソコンで出力させるかの違いに成る。

依頼主の部長と話していたが・・・・日本に残る仕事は、フリーハンドか又は、一部は機械を使う、この部分しか残らないかも知れないと、話していた。


色々、製造して売れて要る時は、失敗しても取り返しが効くし、悪知恵が有る会社は、凄い事をして、一気に販売を伸ばし・・・その後倒産・・・同じ業界で新たに会社を立ち上げる等々で、大きく成って行った、会社も有る。

嘘八百並べて売っても、その責任を負う、会社が潰れれば、その責任を負う部分が無くなる。当然、大儲けを出している・・・黒字倒産と言う、悪知恵に成る・・・その後は、顧客データーが有るので、当然困って居られる、お客さんに、正義の第三者の振りをして、電話、困っている部分を対処して、お金を頂き、信用を高める・・・この様にして大きく成った会社は多々多い・・・

愚直に、真面目に、頑張って居られる、職人気質の会社が、結果的に潰れて、職人が居なく成る。

職人は、その前の師匠、その前の師匠と、代々の経験を受け継いだ、継承者であるが・・・この継承された部分を、後世に流せない、之も、悲しい事だと私は考えている。

私の、四男も部長との話を聞いていたが、何を感じたか????・・・・・

現代は、素人でも出来る仕事を与える、之が伸びる企業と成っている。勿論、慣れが必要だが、その仕事が全く別のジャンルで役立つ事が、少ない・・・・

チャップリンが描いた・・・人が単なる機械の一部と言う、考えに成っている。
職人・技術者は本来、崩しが効く、色んな事に役立つ・・・・しかし、特殊な部分は、個人に依存する為に、会社は好まない・・・・

結局、強い個性を、求めていない事に成るし・・・・その他大勢の個性の方が、変わりが幾らでも居ると言う事に成る。

忘れ去られた、仕事は、世間から消えて行く流れと言う事に成るし、それで、市が成り立っている処は大変に成ると言う事に成る。


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