2017年10月15日日曜日

ダンパー・・・

昨晩、コースで少し、ダンパーの事を話した・・・・

以前とダンパーの動きが最近変ってきている、車が多くなったので、私の勝手な思い、見解を話した・・・

一般的に、RCカーはダイヤフラム方式のダンパーを使っている。

このダイヤフラムとは、空気室が有る、ダンパーの事に成る・・・

ダンパー内には、基本、液体のオイルで満たされている・・この液体量は一定で有るが、ダンパーが縮めば必然的に、ダンパーシャフトが液体で密閉された、部屋に入る事になり、液体は縮み難い為に、容積に対して、体積が増える方向に向う・・・この状態では、ダンパーシャフトは縮む事が出来ない、その為に、空気室を設けて、空気の縮みを利用して、ダンパーシャフトのストロークを可能にしている。

よく、ダンパーの動きを見ていると、縮めたダンパーシャフトが、伸びる。現象がこのダイヤフラム、空気室の効能だと私は考えているが・・・・この伸びがダンパーの組み方考え方で、大きく違うのが、解る・・・・勿論、Oリングが渋ければ、ユックリと伸びるが、スムーズな稼動をする組み方をしていても、ダンパーのオイルや、ピストンの穴等々で、この伸びる速度が違う・・・

若し、勢いよく伸びるダンパーも有る・・・・この事は、ダンパー自体がスプリングの役目をしていることにも成る・・・・もし、オイルが抜けたりすれば、このスプリングの効能が減り、結果として車高が変わる等々の問題も起こす・・・

又よく考えれば、ダンパーは伸び側に強く力を発揮するという事にも繋がる・・・
スプリングの効能に伸び側には強く働き、縮む側には抵抗として、足を動かさない方向に成ると私は考えている。


オイルの番手で、この伸び側の勢いが変わる・・・何故かはオイルの粘度が、ダンパーが伸びようとするピストンを止める方向で働くから・・・ダイヤフラムの戻り、縮んで戻る、この勢いを消す方向は、硬いオイルと言う事になる。

ダンパーは色んな部分に影響するが、先ずはシャーシ作りが一番大事で、最後の最後がダンパーになると私は考えている。

どうトラクションを維持させるか、又四点支持の車を、確り四本のタイヤで地面を捉えているか、これがダンパー・スプリングの役目だと私は考えているし、ジッター等々の路面を跳ねるこの様な事が有ってはならいと考えている。

その為に、好みの組み方が各自有る事に成る・・・ツーリングシャーシと違い、私はリバウンド量を多く設定している、その為に1G状態で、ダンパーシャフトは有る程度、ダンパー室に入り込んでいる、この状態だと、ダイヤフラムの膨らむ力とスプリングの伸びようとする力を足した状態で、足を地面側に押している状態に成る・・・・コノ1G状態で、ダイヤフラムからの力が加わらない状態を私は理想として組んでいる。

これを簡単に得やすいダンパーが、私の場合、エアレッションダンパーに成る・・・

伸び側はユックリ、入り側は早く、これをイメージしてダンパーを組んでいる。

まだまだ、ダンパーを考えるレベルで無いと、私は考えているが・・・この様な基本部分は保って、シャーシに搭載している。後は微調整のオイル等の番手に成る。
微細な好みの違いで変わる部分なので、走行に大きな影響は与え無いと私は考えています。

其れより、大事な部分がシャーシを確り、作りこむ・・・この部分が確りしてくれば、ダンパーは各自の好みと言う事も解り出す。

面白い部分がダンパーに成る、シャーシの作り込みが悪いと、尖り過ぎた、走るポイントが狭い車に成るこの様な車だと少しの違いで、走る・走らないの二極的車に成るために、ダンパーの些細な違いでも大きく操作に影響しだす傾向が有る・・・走るポイントが広くなり、又操作幅が広くなれば、ダンパーの少しの違いは気に成らなくなる筈・・・

これも、コースにで色んな車を見ていると、個性・価値感・目的感まで見えて来るポイントに成る。



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