レース工職人になる。解りやすく書けば、旋盤職人の父親から、旋盤の事、特に、切削機械の基本が旋盤という事、又、旋盤工なら、昔だから、刃物のバイトやドリフ、研げるのが当然だし、特殊な加工も、グラインダーだけで作ってきたし、対処していた。
その為に、切るために何が必要か、大事かも、確り叩き込まれている。
刃物は一番・二番と言う、言い方で、切る部分、切った後の逃げ、此が無ければ、切り進むことは出来ない・・・軽く進むためには二番が大事になる。
この様な事も、父から教わったし、ドリルも、旋盤工は、押しコップでドリルを押していくが・・このハンドルがボール盤等に比べると、非常に重い、その為に、切り進む方向にドリルを研ぐ癖が有る。
又、掘る長さが長くなると、ドリルと切削物のクリアランスが0に近いので当然、ロックして、ドリルが折れる等々が発生する。その為に、小さなドリルから徐々に大きくしていく方法が用いられるが・・・旋盤工だから、ドリルを押す作業が大変なので、一度で終りたい・・・結果、研ぎ方が、芯をズラス・・・片切れする研ぎ方だ、ドリルの寸法より、コンマ2程度大きく、穴を開ける方法も行っていた。
要は40ミリの穴を開けるのに・・・39.8のドリルを使うと言うこと・・・・ドリルが食い込まない為の手段になる。
この様な、経験が、私の体に確りと染みついている。結果、刃物を研ぐという行為も、苦に感じない・・・
面白いと思えるという事・・・・
昔の職人からの教え、一歩動けば、意味が有れば良いが、意味が無ければ、一歩も無駄・・・それが続けば多くの無駄を創り出していることに成る。
スパルタで教わったので、体が覚えている。
父親に感謝に成る。
0 件のコメント:
コメントを投稿