2020年11月1日日曜日

勝てば官軍・負ければ賊軍

 私が、子供の頃・・・周りの大人、特に高齢者が「勝てば官軍・負ければ賊軍」とよく言われていた。

私も、戦後教育を受けた人間・・・特に日教組が強い頃に教育を受けた年代に成る。

結果、日本の古来からの文化等を否定する、人間として育った。

因習やしがらみを悪い・悪だと考える価値観に成る。

因習・・因と書くが響きで、悪いと思っていたが、調べれば因とは従うという意味らしい・・・習慣に従うという意味にも成る。

戦後・・・戦争が終わると言う事は、勝敗が付いたという事に成る。

当然、勝者と敗者が作られる事に成る。

勝者も敗者も含め、戦争とは多くの不幸を創り出す。

しかし、勝者はその因を、敗者に押し付ける方向性が有るし、敗者が又立ち向かう事を恐れ、当然、敗者の教育も、負けた因は、己に有ると誘導する事に成る。

勝者の、負の部分は、全て敗者に押し付ける・・・敗者はそれを全て受け入れられる土壌を作る必要性も出て来ることに成る。

その様な教育を、私も受けていた事に成るし、それを見ていた高齢者が「勝てば官軍・負ければ賊軍」と遠回しに、諭していた事に成る。

私の伯父も、戦地で亡くなっている。その伯父が悪く・悪魔的、振舞いをしていたのか???と疑問が有るし・・・祖父の姿から想像できないと成っていた。

私の恩師・・中学時代の校長先生は、部隊長だったとの事・・・自慢が、一人の人間も殺していない事と・・・悔いは、部下が一人、一人で行動していて、射殺された事だと言われていた。

多くの死傷者が出る、環境で無い場所に、居た為に、一人の部下の命を、戦後、悔いを持ち続けておられたと思う・・・

又、軍人として、負けの責任を感じて有るし・・・当然、普段は戦中の事は、話されない・・・私が聴こうと努力しても、中々、話されないのが、普通だった。

しかし、私の年代は、戦地で戦い、帰って来られた人や・・・外地から帰って来られた人達等の、貴重な体験を直接、聞けた年代にも成る。

私は、話を聞く内に・・・戦争とは不幸な出来事だが・・・その中で必死に生きられた人に対して、その人の生き方を全否定できる、人は居ないと思うし、当然、私の様な三流の人間が、否定は出来ないと成る。

又、日本の歴史的に、長い間・・内戦と言う形だが、色んな戦が有った。

しかし、敗者に対して・・・抹殺する様な振舞いを勝者は行っていないし・・・人の命の尊さと貴重差を知っていたので、受け入れて来た歴史が有る。

要は、西欧や大陸的、戦いの勝者・敗者感が、日本国には無いのに・・・何故か、傲慢無人な振舞いをしていたと、何故か日本国の学校で教育を受けている。

勿論、無知な人等々、色んな人が、日本人を形成している。その一部が行った、非道を全ての人が行ったという事自体、無理が有ると私は考えるようになる。

特に、激戦地のサイパン等々に伺って・・・場所等を観ると・・・万歳突撃等々の意味と、理由が解る。

日本法人の、民間人も殆ど亡くなっている。生存者が数えるほどに成る。

理由は・・日本の軍人が殺害した等々言われるし、己で自決したとも言われるが・・・同じ時代、外地を経験した、人達が、帰還の為に努力した姿と大きく違う・・・

我子を、泣く泣く、現地の人に託したり・・・生き残る為の努力をされた人達も同じ年代を生きられた人達だし、当然、戦地でも同じ思いだったと考えるが、現実が大きく違う・・・

その訳は?????と成る。

理由は、単に敵と言っても、アメリカ軍が前に居るか、居ないかに成る。

又、外地から引き揚げられた人達が、他の国と書くが、その軍人の振舞いに、驚かれていたし、統率が無い、盗賊と同じだと言われていた。

軍人の捉え方が、海外と、我国では違ったという事に成るし、当然、民間人にその様な教育もされていたが・・・ここ迄とは思われていなかった様だ・・・・

価値観の違いに成る・・・・日本国内なら・・・負た民衆は頭を下げ、受け入れるで終わる。しかし、海外は頭を下げていたので、首を跳ねた等々が当り前の世界と言う事に成る。

歴史を学べが、その国、民族の価値観も見えだす。

戦い方に、決まり事を付けて、出来るだけ殺生を嫌った、国も有る。

勝つ為にはルールを無視するという、価値観も有る。

又、勝ったら・・・何を行うかも、歴史を見れば、国や民族の方向性が解り出す。

日本国には、「敵に塩を贈る」と言う、言葉も有る。行った武将が居たからに成る。

又、戦う為の武人の振舞い方も、各国で違うし、民族で違う・・・

要は、目的感に成る・・・戦う事に意味を求めるか・・・勝つ事しか意味が無いと考えるかの違いに成る。

私が、以前から、歴史と数学は大事だと書いている理由が、この様な部分に成る。








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