2021年9月23日木曜日

一流の物を得ても・・・・

 我が家と道を挟んで北側に、我一族の親族が居られた・・・・過去形で書くのも、今は、施設で生活されている。

その言えは、相撲取りの横綱が宿泊する、名家でも有る。

私の父の歳と同じ、築年数だと思う。

その建物を建てた、宮大工だった、友達の家に、青図面が有り、又、その親から、昔、我が校区に立つ、小学校の総工費と同じ、価格で建った家だと言う事も、聞いている。

今なら、一尺・二尺の一枚板で、作られる廊下等、想像も出来ない金額だと思うが・・・学校の総工費と同じと言う事で、数十億円の家だと言う事に成る。

当然、広い・・・部屋数を数えるのも、大変・・・しかし、生活の場は、小さな部屋で、家が大きい為に、光が差さない、暗い部屋と言うイメージしか私にはない・・・・勿論、キラビラかな部屋も有るが、普段は開かずの部屋と言う状態になる。

その家の子孫が、今、施設で生活している、おばさん一人に成る。

勿論、おばさんの兄妹も居るが、遠くで生活をしている。

結果、今、家の維持管理は、おばさんが依頼された業者が行っている。

考え様では、負の遺産とも言える。

恒例で、我が身の世話も己で出来なくなったから、施設・・・・高校の先生をされていたが・・・老へば、当然、頭の回転も、子供に戻り出す。

南で商売で大成功した、証としての建物だが、結局は後継者が居なければ、負の遺産と言う形に成る。

勿論、後継者が居れば、遺産を上手に使い、負にするか利にするかは、後継者の才覚に成る。

田舎に住む、私は、後継者の重要性を感じれる、環境で有った事にも感謝している。

以前、書いているが、一つの山間部の村の山林の殆どが、私の物と言っていた社長が居れた。何度が、社長のお供をして、その村に行き、高い山の頂上から、見渡す限りの山々が、社長の山だと聞いている。

しかし、社長が無くなり、婿養子が、資産等の処理、税金等々の兼ね合いが有るので、何度か、その会社に伺い、話していたが・・・相続税が払えない・・・結果、この大きな敷地の、会社・工場を処分しなければ、国に支払う事も出来ない・・国鉄の駅の近所だし、高い土地だったが、それでも足らないと成っていた。

要は、老舗だった、大きな木材問屋が潰れたという形になった。

私は、私の祖父が言っていたが、持ち物、家財道具は最小限が良い・・・自分の分以下の物を求める、それ以上を求めると、当然、維持管理・保守等々で、分を超えだすと教わっている。

己自身の為に、お金が必要に成る時が来る・・勿論、稼ぐと言う事が出来ない状態で・・・その時、若し、維持管理・保守党で、お金が湯水の様に出ていたら・・・生きた心地はしないと思う。

勿論、その為に、お金を生み続ける、資産等を持つと言う考えも有るが、己の事さえ出来ない状態で、資産の管理が出来るか????・・・誰かに依頼することに成る。当然、その時は、信用できる後継者が居るか????・・・居なければ???・・・想像できると思う。

物を獲ると言う事は、維持管理と保守が必要に成る。これが出来なければ、得ても手放す事に成る。

物も一期一会と言う事にも成る。



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