夕方・・・・市の、国土調査の担当者から・・・電話・・・
遠くに住んでいる人から、父母を其方のお墓に入れたいとの要望の様だ・・・・
急に何故かと質問したところ、今回の国土調査で、納骨堂の地権者の子孫に全て、文書を送っている為に、急に、予想もしなかった、土地の地権者として通知が行っている事が原因の様だ・・・
納骨堂の地権者は、150筆近くに別けてあり・・私の場合も祖父の名前で、会員として又、地権者としての権利が有る・・・・
その為に、先祖の名前の地権として、その子孫には全部、通知が行っている・・・勿論、解る人は、本家に任せている等々で、済む問題だが・・・・
親族の縁が切れている人にも権利者としての通知が行く事に成る・・・
今回は、その通知が老いている父母に来た・・・・親から嫁に行った娘に、良く解らないので任せる・・・・娘も解らない為に、父母に色々尋ねる・・・・結果、父母の故郷の、納骨堂と解る・・・
父母が、死んだ後は故郷に埋葬してもらいたいと、要望が有れば・・・・国土調査の窓口の、市に連絡・・・・この流れで、本年度、責任者の私に、連絡が有る事に成る・・・・
しかし、納骨堂の資料を探して、その先祖の名前を探すが無い・・・地権者に関係しているし、国土調査で、地権者の子孫に通知が行っている事を考えると、本来、資料に名前が有る筈だが、無い・・・・
田舎の為に、先送りや、ナ~ナ~の流れで、長い年月で抹消されているかもしれない・・・
地域の事に詳しい、先輩の所に、行って・・・・今まで伺っていた・・・
納骨堂の地権者の件と、伺ったら、又かと言う顔をされ、応じて頂いた・・・
何故、この様な顔をされるかは、後で察する事が出来たが、客間に通されて直に、今回、地域の国土調査の、責任者にも成っておられる方で、今回、この地権者の件で、公民館に集まってもらって、色々な事が有ったという事・・・
私には、その会合の連絡が無かったが、不思議に尋ねたら、この地域にいない、地権者の人達が集まって、居たとの事・・・・・遠くからも来られていた様だ・・・・・
納骨堂の敷地は900坪くらいある・・・・この権利が有ると思って、遠くから来られたようだし、土地の番地しか記載が無い為に、納骨堂とは思っていない人も居る・・・・
結果、900坪が、自分のだけの権利と思って来られている人も居るし、まさか、150の分筆されているとも思わない人達・・・・説明するのも大変だったという事・・・
しかし、中には、5坪としても権利が有ると、言われる人も居られたとの事・・・先祖の名前、勿論、1筆の権利は有るが、この7坪にも一杯の地権者が存在する、曽祖父の名前なら、子孫全部のハンを頂かないと、一人の地権者には成らない・・・・この処理が出来るかも問題だし、土地に関しての価値観が田舎と全然違う・・・・・300坪の田んぼ50万円もしない世界・・・・都会は1坪、1000万円という価格にも成る場合が有るが、土地の価値がまるで違う・・・・
その為に、900坪、全部が自分の物と思う人が一杯来られたと言われた・・・・一坪、20万と考えれば、1億8000万円・・・凄い金額に成る・・・・
今回、この様な会合が、公民館で行われていた事を私は、知らなかった・・・
権利を主張しに来られたようだし、権利も主張するなら、土地の管理の為の草刈等々も遠くのお住まいから来られる事も出来ると思うが・・・・
結局、価値観の相違で、話し合いは難航して平行線で、終ったとの事・・・
今後、この様な、問題が納骨堂でも多々出てくると、提唱を頂いた・・・・有る納骨堂では、一部の地権者が、納骨堂の入口に、売り地という看板を立てた所も有るとの事、勿論、権利の有る、その坪数内に看板を立てたとの事・・・・
権利を主張しているが、厳密にその人一人の権利でないし、子孫全体の権利・・・・結局は、嫌がらせで、迷惑に感じた方が、看板撤去に対してのお金が必要に成る、土地の値段以上に必要に成ったという話も有るらしい・・・・
遺産相続が、家督制度でない現代・・・・永遠に、子孫の広がりに従い、広く広がっていく・・・・この制度が本当に、日本国の習慣に合っているかが、問われる時が来ていると思う・・・・・
少し、話は飛躍するが、私も歳を取り、今後、我が子が社会の一線に成る時・・・・
若し、長男の嫁が、非常に良く出来た人で・・・私達、姑親の面倒を一生懸命に、してくれる・・・・・其れに比べ、下の子供達は我冠せずに、遠くへ去っていき、音信不通・・・・こんな事はよく有る話・・・・・
この様な、時に、長男が親より先に逝ってしまった・・・・しかし、嫁はその後、今まで以上に姑親の面倒を孫達と共に看取って、親が亡くなった・・・・この姑親の、遺産は誰の手に行くかに成る・・・・・
戦前の日本なら、孫の男の子に行く・・・・
現代は、一切面倒を看ていない・・・・兄弟に行く・・・・之が法律に成っている・・・・
言葉で親が勘当と親が言っても、現実には何の法律的、意味が無いのが現代・・・・
結局は、遺言書を残していないと、親不孝な、勘当した筈の、罰当たりの子供に、相続権が移る・・・・
田舎に住んでいると、色々な事が、勉強できるし、体で感じる・・・・
近所のある例を、書けば、由諸の有る家系で・・・・一人息子が、親の反対を押し切って、都会の水商売の女と結婚・・・・親は息子を勘当したと、我が地域に言っていたが・・・・・
10数年後に、都会の生活に破れ、離婚して、単身で帰って来られた・・・・子供も作っておられたが、親権を放棄して・・・・・
その後、親は亡くなり・・・・・親の兄弟が、本家の葬式と、盛大にされたが・・・・その後、その息子も数年後に亡くなられた・・・・・その葬儀の際・・・・従兄弟の人たちが、本家が無くなったと嘆いで居られた・・・・
その時に、耳にしたのが、相続の順序・・・・・由諸が有る家・・・・・その為に、親の兄弟も、相続権を放棄して、本家を守るこの方向で同意された・・・・その親が亡くなれば、必然的に勘当したと言う、息子に全相続権が移る・・・・・
勘当された息子が相続して、今度はその息子が亡くなる・・・・・結果、親権が無い、離婚した女の子供達に、相続権が移行する・・・・・
顔も見たことが無い・・・勿論、名字も知らない・・・・この田舎の地も一度も踏んでいない、人の権利に成る・・・この様に説明を受けた・・・・
その後、調べたが、親権と相続権は別の様だ・・・・・その従兄弟、又相続放棄された、親達が、本家が、人手に渡ると言ってあったが・・・・
結局、田んぼも家も、売却された・・・・・本家の仏壇も、位牌も嘆かれるもの解る気がする・・・
本家を、守る為に、沢山の人が、我慢や努力をされて来た、事が、一瞬にして崩壊している・・・
今回、納骨堂の件でも、欲に目が眩み・・・権利を主張する人が出て来る、之も当然と思うし、法律的にも間違っていない・・・・・
法律に即して考える、之が現代かもしれないが・・・何かが欠けていると思う・・・・
遺産・・・・この遺産にも色んな人が係わって残っている・・・・この係わった人の権利や意見も無視が、現代の法律・・・・・若し、この部分も大事だとすれば、確りと文書化して、残す事になる・・・・
今回、責任者として、この部分を、強く意識している・・・・全てに捺印と自筆でも署名の義務化を考えている・・・・・
法的に通用する書類に成る・・・・この部分も今後の勉強・・・・
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