2018年3月21日水曜日

ハンドルの切れ角・・テスト・・・イメージ

ハンドルの切れ角・・・・何を意味しているか・・・最近のRCドリフターに聞くと、この部分が多大に切れた方が、実車ぽいと言う人が多い・・・

しかし、私の目から見れば、直角に近い舵角表現が出来る、実車等は、重機かフォークリフト位しか記憶がない

私は、車は余り詳しく無いが・・・バイクなら少しは詳しいので、書きたいと思う・・・・

殆どの人は、バイクの運転をした事が有ると思うし、同じ、二輪車・自転車の運転はした事が有ると思う・・・

当然、バイクも自転車も、最高舵角・・・切れ角が有る。

走る事を前提にした、バイクは・・・基本、30度程の切れ角に成っている。

この事は、この角度の演出で、バイクを走らせる事が出来るとメーカーが、作っているバイクに成る。

よく、バイク屋で昔、若い人達が、俺はあの峰で一番のタイムを出した等々を言う、之が当然だった時代・・・・バイクを思う様に扱えるなら・・・・バイク屋の前の駐車場で・・・・足を付かず、最大切れ角で、旋回を続けて見せてと、挑戦させると・・・

殆どの人が、出来ない、事が解る・・・・・スポーツバイクでも、負段の取り回りを考え、切れ角を大きくつけている・・・この様な、テストをさせると、舵角の意味を解り出す。

勿論、バイク、旋回中に舵角を切る操作は殆どしない・・・しかし、スピードが落ちる場合、舵角が必要に成る。


これからはイメージに成る・・・・仮にバイクで、フル左舵角・・・・この状態で発進・・・一気に右側に転倒する・・・この転倒を避ける為に、フルバンクに近い、傾きをバイクに与える、当然、左側になる。

この状態で旋回している、状態が、リアはバイクを押し続けている、其れをフロントが左に曲げようとしている・・力は外に向うので、必然的に、その力を消す為に、左側に深い、バンクをさせる・・・

この様に私はイメージする・・・強い、リアの押しが有る為に、又は、リアのトラクションが有る為にこの状態に成る。


今度は、止まった状態で・・・バーンナウト・・・リアを空回り、滑らせる、当然、フロントにブレーキをかけて・・停止状態・・・・有る程度、リアのトラクションが抜けたら、左足で、地面を外の蹴る・・・当然、フロントを中心に、バイクが左周りの円を書き出す・・・イメージ的にはバイクは左側に少しバンクをする。

バーンナウト静止状態で、今度は、フロントのハンドルを、最大切れ角の、左側にする。当然何の変化も起きないが、少し右側にバイクが傾こうとする、そうししないとバランスを取る事が出来ない。

この状態で、今度は、フロントのブレーキを弱める・・・すると、フロントは舵角側の左に進みだす・・・其れを追いかけるように、リアが空転しながら進みだす。
この状態に成ると、もう少し右側にバンクさせる必要が出て来る。

斜めに、凄い煙を出して、進みだす・・・之をバーンナウト走りや、破綻走り・かに走りと私は、勝手に言っている。

操作の基本は、フロントのブレーキ操作のに成るし、それにリアの破綻率が関係する。

之も、滑っている為に、ドリフトと言えばドリフトに成るが・・・バイクの挙動が少し違う、舵角や、走るラインを考えれば、深いバンクが必要だが、其れが浅すぎる・・・・浅いという事は、ヨーが発生していない事を意味していると、私はイメージする・・・・

バイクのバンクは、実車に例えると、ロールに成る・・・ロール方向の挙動を、バンクで相殺していると私は考えている。

このバンク中の旋回速度を増す、為には、当然、ロールと考えれば、慣性力に影響する、バイクと人の重さが軽い方が良い・・・当然、乗車している人も、重心を下げる、行動も必要に成る・・・この操作をして、路面とタイヤの関係性を保ち続ける、パワー特性、ブレーキ特性、が大事に成るし、当然、タイヤの能力が無ければ、直ぐに破綻する事に成る。

私が、最近、興味が有るのが、Moto Gpの世界に成る・・・・スライド走法、ドリフトになる・・・

深いバンク、勿論、余裕を残しているが・・・この状態で、フロントを走らせ続けて、フロント基点に、リアを外へとスライドさせて、INを指す走法・・・バンクに余裕を残して、小さく旋回する特徴を戦闘力として使っている。

相手の内、INに入れば、ラインの自由度も増すし、バンクの余裕が有るので、変化にも対応できる・・・しかし、これを高速走行で行なう、技量と、度胸に私は驚いている。

その為に、フロントの設置感が、昔のGp500時代と比べると、何倍も高い気がする。
勿論、バイクの作り方の発想も変わっている、以前は、安定志向をシャーシに求めていた・・・
今は、高回転になる、駆動系のジャイロの影響を消す為に、クランクの回転を逆回転にして、安定度を減らしている・・・・結果、操作側の介入が大きく成っているので、自由度が増しているが、人が扱えるパワー源で無い為に、全てに電子制御が介入している。

此処に、ヒントが有ると私は考えている。

操作側の積極的、介入が出来やすい方向に向かっていると感じる・・・・実車も同じだが、ハイグリップタイヤが、車の作り方を変えている・・・・

特に、実車の事故等を見ると・・・タイヤが路面から破綻した場合、その前の速度が高い為に、慣性力で、大きく車が、滑っている事が解る・・・・

昔から、一旦、路面から、破綻したタイヤは、高性能で有れ、低性能で有れ、一緒、グリップ・トラクションが無くなれば、タイヤ等の種類に関係が無くなる。

しかし、それに至る、前のスピードが大きく違う為に・・・ハイグリップタイヤは破綻した時が怖い・・・又、車のつくり方で、タイヤの限界まで、押せる車を作れば、尚更、破綻が一気に出て怖くなる。

限界域を押さえる。之も一つのセットの方向に成る。

RCドリフトを考えると・・・・元々になる、RCカーの設計が外部操作を前提にした、アンダーな特性・・・

アンダーで安定志向の車を、大袈裟な操作で、走らせるジャンルといっても良い・・・
この部分が、実車の考え方と大きく違う・・・

RCカーがアンダーと感じるまで、私の場合は時間が必要だった・・・何故か、簡単にパワーが手に入る・・・結果オーバーパワーで走る、之が前提で、車を考えれば、ツーリングでさえクルリとなる、オーバーな特性と感じる・・・しかし、よくよく・・考え、観察すると、操作が考えられない位に大袈裟だし、激しい・・・・

操作で破綻させている事に気付きだす・・・・

考えれば、35GTRの1速より激しいトルクを、最高回転の実車に当てはめると600km/h位まで、アクセル操作で演出できる・・・・この様な車で、アクセルを入れ続けて、フル舵角で曲る車等々、考えれば、非常に怖い車と言う事になるが、しかし、RCカーでは其れを求めている。

実車の世界なら、ステア操作だけで、破綻しても不思議と思わないが、RCカーの世界だと、破綻する之が問題となる・・・

結果、走行中に、パタ・パタ、ステアが動いても、車のフロントは全く影響らしく挙動を示さない、この様な車で出て来る。

大昔RCカーで、プロポのステアを左右に最大幅で、高速に動かして、車を操作した事が有るが、全く、挙動を乱さず、真直ぐに進む・・・・

この様な、事が出来るのも、RCカーの特徴だし、利点かも知れないが・・・私は、この部分を減らす方向性を模索し続けている。


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